期待が大きすぎると大概・・・・うーん・・・なんだかなー・・・となってしまうことが多いものだが・・・。今回はどうであったろう?・・・科学未来館と言えばこれ・・・さすがに面白い。
その他展示も他の施設に比べ本格的?カミオカンデや加速器など・・・説明員の方も・・・もとKEKの方かなーと思うくらい熱く説明してくれる。・・・この人間みたいなロボット?アンドロイド・・・うーん昔ダミー・オスカーってのがあったがなー・・・知ってる人は爺・・・あの雑誌には世話になったなー・・・。
ドームシアターも4Dシアターもそれなりに面白かったが・・・ドームシアターは六都科学館のほうが良かったかなー・・・。ともあれ目的の企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」へ・・・・と・・・行列がものすごい、なんと2時間待ち。すんごい人気。
途中で学芸員のお姉さんが何やら子供向けにレクチャーしてくれたり・・頑張ってます。ようやく入場すると・・・デジタル・アートがお出迎え
うーん、すごいんだろうが・・・なにがすごいのか感じられない。絵巻物のようなのも・・・、暗いでっかい部屋ではプロジェクターいっぱい使って北京オリンピックの開会式のような(これはイメージね)・・・うーんなんだかなー。歳をとると少々のことでは驚かなくなってきてしまったのかなー・・・。そして遊園地・・・子供がたくさん並んで大盛況。
またまた・・・芸がこまいね・・・・子供は楽しそう
宣伝してたやつだね・・・・
家族みんなでお絵かき・・・これはこれで楽しいか・・・そしてスキャンしてもらう。
・・・と大スクリーンに見覚えのある絵が出現し、動いている。・・・おお娘が描いたUFOだぜ・・・
光る玉を転がしたり・・・積み木をしたり・・・これが未来の遊園地か?
なんだろう・・・・イベントとしてはこれでよいかもしれないが・・・未来の・・・遊園地・・・?このようなものを私は子供に与えたいとは思えなかった。なにもバーチャルである必要がどれほどあるのだろうか?芸術だから・・・素晴らしい?・・・残念ながら私には理解できなかった。
昨年、東京都近代美術館で似たような展示があったが・・・ワンダフルワールド・・・あっちのほうが良かったよなー。
ところで、この博物館の会員制度「クラブ Miraikan」には強く違和感を感じた。
子供たちの経済に自己責任はあり得ないと思うんだが・・・?マイケル・サンデルの白熱教室を思い浮かべてしまう・・・良い事言ってたよなーあれは・・・。最先端の科学に触れる機会や、一流の研究者と出会えるチャンスはどのような境遇の子供たちにも等しく与えられるべき権利だと思う。年会費を支払える会員のみにこの様な機会が与えられるのはいかがなものだろうか?せっかく税金でこのような立派な施設、人材が集められているのであれば、もっと真に平等に開放されてよいと思うのだが・・・。
この博物館の開設の趣旨には以下のようにあった。
「科学技術を文化として捉え、私たちの社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、す べての人々にひらかれた場」
・・・・なのであればスタートラインに立つまでのオフセットは意図的に与えられてしかるべきではないか?・・・それでこそ真に全ての人々に開かれた場になると思うのだが。未来を担う人材は何処に眠っているか判らない、そんな芽があちこちで芽吹くような環境を整える努力こそ必要だと感じる。
最近の美術館も科学館も頑張っているのはよくわかる。どこに行っても期待を裏切らない。(・・・たまに民放局がぼったくることもあるが・・・あれは最低だったなぁ)。皆様とっても努力されているからであろう。