9月連休に青木湖のキャンプ場を予約した。噂では8m×6mと狭いらしい。ここ最近は設営面積など全く気にしないフリーサイトでのキャンプだったので大丈夫だろうか?・・・・で、コンパクトにテント、タープを設営するために小川張りに挑戦することに決めた。肝心なセッティングテープは・・・売ってない。みなさん自作らしい。色々なサイトを参考にして制作した。
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必要な材料機材はロープ、接続金具、ハトメ、ハトメパンチ(圧着工具)、穴あけポンチ、はさみ、ライター、接着剤。ここで迷うのがハトメ工具、一回しか使わないのに高額な工具は買いたくない。やっぱり百均。そしてハトメの素材も迷うところアルミ、真鍮等、ステンレスがあるがステンレスがよさそう・・・・しかし20個で¥1,000位と高額。他の二つは百均でも売っている。うーんさびるのも嫌だし・・・・アルミも真鍮も弱そうかな・・・しかし所詮ハトメ、強度に期待することもないか・・・??
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けちけち予算なので百均で10mmの両面ハトメ&工具を購入。しかし、やっぱりハトメの素材が心配になり、ナイロン平べルト(平ロープ)他と一緒にジョイフル本田で購入することにした。が、ステンレスハトメは売っていなかった。結局またアルミを買ってしまった。下の写真左が百均、右がジョイフルホンダ。比べると差がわからない。そーいえば百均も日本製と書いてあった・・・・もしかして同じメーカー?・・・百均を信じても良かったか?
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ロープはカヤックでも使ったジョイフル本田のナイロン平ベルト38mmを3.5m購入・・・・結局、買い揃えたのは以下の通り。
①両面ハトメの玉 10mm ¥100(百均)+¥280(ジョイフル本田)
②ハトメ工具 10mm (ハトメパンチ、圧着工具)¥100(百均)
③穴あけポンチ(皮ポンチ)10mm¥265(ジョイフル本田)・・・百均品切れ
④ナイロンベルト 38mm 3.5m 荷重1.5t¥805(ジョイフル本田)
⑤ステンレスDリング RD-5-40  荷重60kg ¥140(ジョイフル本田)
⑥ステンレススナップフックB型 荷重80kg¥498(ジョイフル本田)

さてさて、作業は簡単そうなので、サッサと片付けよう・・・・と思ったのだが・・・・。マーキングして穴あけポンチを金づちでゴンゴン・・・・しかし、きれいに穴あけできない。ナイロンベルトは強靭?下に敷いたフローリング材に穴が開くまでパンチしても抜けない・・・何度やっても同じ、下の当て材を固いものにすればよいかもしれない・・・しかしポンチの歯がぼろぼろになっても嫌だな・・・。
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結局、半分くらい抜けたところでハサミでチョキチョキ、余った繊維はライターでチリチリ炙って溶かす。・・・何とかハトメが入る穴ができた・・・まっいいかな。・・・・皆様簡単にやっているようだが・・・・なんか違うのかな?
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ほれ、下の写真、2mm厚の硬質フローリング表面材が抜けてもこのナイロンベルトがきれいに抜かれることは無かった・・・・ポンチがしょぼい?・・・・ポンチの頭も変形するほど思いっきりたたいたのに・・・・。恐るべしナイロンベルト1.6mm厚、荷重1.5tfらしいが・・・オーバースペックだったか・・・。
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穴あけ以外はいたって簡単。下の写真左から順に重ねて・・・・
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この頼りない棒の頭をコンコン2発もたたけばしっかり圧着。・・・そうそう、迷ったのはハトメの座金(ワッシャーみたいなの、上右から3番目)の表裏、取説には裏座としか書いてない。へこんでいる方と出っ張っている方・・・どっちをどうする・・・。調べるとへっこんでいる方が裏・・・ということで上の写真のように表(出っ張っている方)を上にして装着。
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できたー・・・いがいといいじゃん。百均工具で問題なし。ところでこのハトメ、交換も簡単なので割れたりさびたりしたらまた装着しなおせばよいのだ・・・。実際使ってみないとわからないが、アルミでも大丈夫・・・かな?
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最後にDリングを取り付ける。ナイロンベルトを折り返しハトメ用の穴をあけ、Dリンクを装着、折り返しの片面に接着剤を塗り、ハトメを圧着し出来上がり。最後に木綿糸でDリングに沿って平ロープを縫い合わせた(へったっぴ)
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これで接着剤が固まれば完成。・・・・・と・・・物置にこんな物があった。カヤックのアンカーロープにしようと思って買った登山用ナイロンコード、これ2mm径で荷重81kg・・・・もしかしてこれでも十分だったかな?いや、せめて7mmは欲しいかな?・・・その後、このてのロープは伸縮性が大きくてセッティングテープには向かないことが分かった。
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ハトメ用の穴開けは大きな音がでるので近所迷惑にならないように・・・気を使う。

9月の連休、青木湖で小川張り初挑戦。サイトが狭かったのでウイングを広げられなかった。それでも少し低めの小川張り、いい感じで張れた。これでセッティングテープは2.15m(最短の設定)
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自作したセッティングテープは全長約3.1m。15cm間隔で7穴、最短で2.15m。うちのテントはフライをいれると一辺3.2m、前室含むとさらに長く4.5m。なのでセッティングテープは2m以上ないと不充分かと思ったが、実際はもっと短かいセッティングがあっても良い感じであった。ヘキサタープの形状をもう少し考慮すれば良かったか?・・・使用した感じでは穴の位置はタープ側の端から1.85m〜2.35mの位置に設定するのがベストと思われる(好み)、テントとタープのかぶりは2.7m~2m(結構かぶる)。自作したテープは少し長すぎた・・・もっともこれはランブリ5+HDヘキサMの場合。・・・セッティングテープは一般的に2.5mもあれば十分か・・・・。 ところで、件のアルミハトメは今のところ全く問題なし。
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気になるのは耐風性能、テープで延長した分、揺れやすい。ポールでの張力を強くしようにも限界がある。青木湖では風もなく穏やかだったので何の問題もなかったが、風が強い海沿いでは危険だと感じた。セッティングテープとタープの接続部分をロープでペグダウンするのも方法か?

その後1穴増やして8穴として最短2mにした。穴あけは固いグラスボードを下に敷いたところ、少~しすっきりと開いた・・・・よ。・・・・大切なことを忘れていた。テープの長さにはDリングとカナビラの長さ約10cmは含んでいない。
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その後の小川張り
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