今年もアオリイカのシーズン、5月某日、いつもの様に西伊豆IB港に出かけたが、結果はボーズ。朝8:30から開始し、初アタリがあったのは夕方も暮れて19:00、気づくのに遅すぎてしっかりシッポまでかじられ食い逃げされていた。しかも日が暮れてから入場された隣の方々が次々に釣りあげ、ボッチ・ボーズ・・・ああなんと恨めしい・・・。一日中眺めた富士の眺望と美しい夕景がせめてもの慰めか・・・
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その時、お隣でアオリを狙っていた方は聞けば千葉からの遠征とのこと・・・私も似たようなものだが・・・。千葉と言えば南房総、今から20年ほど前、私がフカセ釣りの外道で初めてアオリイカを釣った乙浜漁港、そして泳がせ釣りでアオリを狙って初めて釣った冨浦港・・・そう、もう10年以上ご無沙汰しているがアオリ釣りの楽しさを覚えた地である。・・・なんで千葉で釣らないのかと問えば、生アジが手に入らないからとのことだった。確かに、むかーし、勝山・和田釣具店で生アジを扱っていたが、今は扱っていない、それ以外に生アジの供給元は無いのだった。・・・んなこともあり、また先日の釣行の悔しさも相まって房総でヤエンでアオリイカを釣りたいと強く思ったのだった。

かくして、先日、有名な南房総H港に出撃、しかし、生アジは手に入らない。そこで予てより持論であった生きてないアジでも良く釣れるを実践した。先ずは館山のODOYAで6尾¥400のアジを購入。ODOYAでは地物のアオリイカ1.6Kgを¥4800¥で売っていた・・・なんかやる気をそそられる。
15:30頃にH港に到着、先行はエギングの釣り人が数人、私的には意外と混んでいると思ったが、いつもよりは少ないとのこと。早速、死にアジをキャスト、まるでエギング、そしてまるで修験道(2001年発刊アオリイカマニアに記載・・・古い)、けして自立的には動かないので釣り人がアクションをつけなければならない。そして2時間、やっぱりダメかねーと思い始めた時、自立的に動くはずもないラインがすすすーっと沖に引っ張られていく・・・来た来た来た・・待ちに待ったアオリの当たりか? 軽くテンションをかけるとギュイーンと直線的な引き、その後ジリジリとラインを引き出していく・・・良いねー完璧にアオリ。アタリから7分待ってヤエン投入。来ました、しっかりフッキングしていただきました。と・・・写真を撮ろうとiPhoneを取り出したのだが・・・なんとバッテリー切れで撮影できず。結局現地での証拠写真は無しだが、ごらんの通り1.3kgのご立派なアオリイカを釣り上げることができたのであった。
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その後1時間ほど粘って頭を食いちぎられるアタリがあったようだが、それを知らずにエギングの様に思いっきりしゃくっていたのでばらしてしまった。・・・そこで釣行終了となった。

この釣りの注意点はエギングの様に急峻にシャクってはいけない、様子をうかがいながらゆーーーくり大きなシャクリを入れ、じっくり沈める。エギングよりはかなりゆっくりした釣りになる。1回キャスト当たり5分くらいだろうか。アタリ後は全くのヤエン釣りとなる。ただしアジを沈めすぎると外道のエサとなってしまう、特にウツボは要注意。

生アジでなくてもスーパーのアジでちゃんと釣れるのは間違いない。釣り方はエギングとヤエンのハイブリットと言ったところうか、おそらくエギで釣るよりもあたりは多いだろう。しかも生アジの泳がせと違い他の釣り人に迷惑をかけることも少なく、エギングの皆様とも共存できる釣法だと思うがいかがだろうか?さらに生きたアジの面倒を見る必要もなく、どこの釣り場でも比較的簡単に移動でき多くのポイントを探ることが可能になるだろう。
これからしばらくはこの釣り方を探ってみたいと思う今日この頃・・・。