ブログ更新が出来ていない・・・年のせいだか・・・億劫なのだ、写真整理をし文章の大筋までは思い描くのだが、そこから先が進まない。(それなりにネタはあるのだけれど)・・・でも短ければ何とかなる。
で、今年初めてのアオリイカ釣行は4月中旬、内房、いつもの護岸堤防に行ってきた。仕事を3時に切り上げて、勝山・久七商店で新鮮なアジを仕入れる。この魚屋さんの鯵は鮮度が違う、なんつっても鱗が付いてるアジ見たことあります?手に細かい鱗がついてくるのよねー・・・すごいでしょ。で、堤防で釣りを開始したのは17:06。
釣り人はエギ師が6人と、いつものアウェイ感は変わらず。今年は3月下旬から4月中旬まで風が強い日が続いたので釣りには来ていなかったのでようやくの初釣行、それほど期待はしていなかった。鯵3投目、50m位遠投し海底まで深く沈める、約5分待ってゆっくり大きくしゃくりを入れて、1分くらい休んで再びゆっくりしたしゃくり。イメージはエギングの超スローモーション。すると、自立的に動くことが絶対にないラインがほんの少し右側に引かれた感じがした・・・これ、来た感じ、しばらくじっと我慢していると竿先にほんの少しテンションがかかる。完全にアタリだ、5分間の待ち時間に入る・・・が、全くラインが引き出されない・・・なんで?アオリじゃない?・・・と思った5分後ドラグを緩めたスプールからジジジとラインが出ていく、ほんの数回転だけだがこれでアオリイカを確信しヤエン投入準備に入る。ヤエンはスルスルとラインを伝い獲物に向かっていく、イカに到達するまでただ待つ。グイーんと強烈に竿が弧を描く。頂きました。がっちりフッキング・・・嬉しい・・・楽しい・・・しかしギャフを準備して寄せに入ったのだが・・・あんれーイカが付いていない・・・完ぺきだったのに・・・その後、2アタリするがいずれも取り逃がし・・・餌のアジを見ると食われ方が貧弱、5分以上待っても頭が落ちていない・・・・これはアオリじゃない・・・かも・・・
アオリイカ特有のアタリは全くないが、居食いに近い3度目のアタリ、今度はばらしたくないなぁ・・・じーっくり10分ほど待ちヤエン投入、ゆっくりと水面下に降りてゆく、しばらくたつと竿を引き込む強い引き、今度は強めに合わせを入れる。一気に重みがかかる。外さないように一定のテンションで竿を寝かせて寄せてくる。見えた・・・大きい・・・でもなんか変、短い?・・・しかもグルグル回転している、なるほど最初のアタリはこれでヤエンが外れたのかもしれない。これって・・・大きな紋甲イカ(コウイカ、スミイカ)
紋甲イカはスミイカの中では大きい方だが、このイカ、胴長30cm以上、800gの大物すんげー・・・こんなに大きい紋甲イカはきっと高いぞー。(でも本当は小さなスミイカが高いらしい)
残念ながらアオリではなかったが釣れればなんでも嬉しい釣り人。気を良くして、アジを追加投入、もうすぐ18:30、辺りは夕闇。するとまた紋甲イカのアタリ、軽くテンションはかかるが強く引くことも無い・・だが5分待って様子を伺おうとした途端、竿に大きなテンションがかかりスプールが逆回転、すごい勢いでラインが出ていく。途中軽くポンピングされながらジジジジジィ・・・、これってウツボ?青物?それにしてはラインの出が派手で、地味。何だろう?いったんラインの出が止まったところで期待せずに回収に入る。途中ラインが海藻に根がかりした感覚があったので、もうあきらめて強引に引っ張る。ようやく根がかりを回避したところ、ラインへのテンションが無くなった・・・ああばらしたか・・と思った矢先、ラインが再度強烈に引き出されていく。やっぱり青物?か・・・5分待って聞を入れるとギュイーンとアオリいか独特の引き、半信半疑でヤエンを投入。しばらくすると強い引き込みで竿が大きく弧を描く。すばらしい。でもこれ何が釣れるんだろう、ウツボとかウミヘビはやだなぁ・・・寄ってきたそれは、まぎれもなくアオリイカ、しかも大きい。1.2Kg
多分先にアジに食いついたのはスミイカで、のんびり食べていたところにアオリイカが出現、アジを横取りしたのではないだろうか・・・なんて考えると面白い・・・間違いないと思うがなぁ・・・どうだろう?
アオリイカはアジに狂っていたのか?あれだけ乱暴な寄せでもアジを諦めなかった食い意地があだとなり捕まってしまった・・・のは哀れ・・・。
こうして2023年初のアオリイカ釣りは・・・まぁまぁ。釣れるとホント嬉しいね。